防災

ご存知ですか?南海トラフ臨時情報

南海トラフ事前情報

「南海トラフ臨時情報」って聞いたことがありますか?

この 「南海トラフ臨時情報」 にもとづき、

名古屋市では、2021年7月から発災時には一部地域に「事前避難呼びかけ」が行われることになりました。

あまり知られていないこの情報、突然言われても「???」ですよね。

一緒に見ていきましょう!

南海トラフ地震とは

南海トラフ地震とは、南海トラフと呼ばれるプレート境界の動きによって起きる地震のことです。

マグニチュード8クラスの地震が、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、

前回の大地震が1944年、1946年であったことから

発生の切迫性が高まってきているといわれています。

南海トラフ地震の範囲

南海トラフ地震の想定震源域は

静岡県沖~高知県沖と非常に広範囲です。

これまでの歴史から、これらの震源域が一斉に揺れる場合と、

西側と東側で時間差で地震が発生する場合があると考えられています。

南海トラフは東と西にわかれて起きるかもしれない
南海トラフ地震は東と西にわかれて起きるかもしれない

「南海トラフ臨時情報」 とは、巨大地震の可能性について知らせるもの

西側と東側で時間差で地震が発生する場合に着目した仕組みです。

ここ、名古屋は南海トラフの東側に位置していますから、

四国など、西側でマグニチュード8.0以上の最初の地震が発生し、

南海トラフ地震の発生可能性が平常時に比べ相対的に高まったと評価されたときには、

気象庁より「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」が発表されます。

事前避難対象地域が定められました

今年7月に新しく名古屋市から発表されたのは、

「南海トラフ臨時情報(巨大地震警戒)」が 気象庁から発表された際には

事前避難対象地域に対して1週間の事前避難を呼びかける、

というものです。

事前避難対象者はこの期間、自宅ではない場所で生活することを呼びかけられます。

事前避難対象者は約2万5千人!?

こちらが事前避難対象地域の地図とグラフです。

事前避難対象地域の地図
事前避難対象地域の地図
事前避難対象学区のグラフ
事前避難対象学区のグラフ

そんな、突然言われても!?

突然言われても困る?

そうですね、でも、突然の地震、それに伴う水害に巻き込まれて

命を落とすことの無いようにと決められたことです。

地震が事前にわかるだけで、助かる確率はずっと上がります。

対象地域の人は、いつこの情報が発表されても行動できるよう、

避難袋の中身を確認すること。

そして避難先を話し合っておくことが大切です。

また、最悪の場合は事前情報無しに、命を守る行動が必要となるかもしれないことを

覚えておいてください。

それ以外の地域の方も、何が起こるかわからないのが災害です。

地域の情報を知り、自分や家族にとって必要な物をまとめ、備えておきましょう。

防災の情報を集める

今回、「南海トラフ臨時情報」や「事前避難対象地域」について

初めて耳にしたという方も多いのではないでしょうか。

それも当然です。

防災は大切だとわかっていても、仕事も家庭もあるなかで

自ら情報を集めて災害へ備えるのは、かなり大変な作業です。

つむぎプロジェクトでは、facebookや動画、ブログ、イベントなどを通して

防災の情報を発信しています。

よろしければ、フォローや会員登録、イベント参加をお願いします。

きっとあなたのお役に立てると思いますよ。

参考

気象庁「南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件」

https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/info_criterion.html

名古屋市「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)発表時に事前避難が必要な地域があります」

https://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/page/0000142734.html

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